【商品開発秘話】大吟醸ソルベが誕生するまで・・・

今日は大吟醸ソルベの開発秘話のお話。


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酒々の実のアイスの中で一番アルコール度数の高い大吟醸ソルベ。
純米吟醸アイス同様、完成までにとても苦労した商品です。


アルコール度数が高い分、純米吟醸アイスよりも固まりにくいのです。
-11℃でジェラートマシンからアイスを取り出すのですが、最初の方は-11℃なのにマシンの中でシャバシャバ状態(汗)


凍る気配がありませんでした。。。


「固まりにくいなら、アルコール減らしたらいいじゃん」と思いますか?
確かにそうなんですが、それだとお酒のアイスじゃなくなってしまいます。
しかし凍らなければアイスじゃない(笑)


お酒の量を少—し減らして、バランスを調整しては試作を繰り返しました。


固まる状態になったら味の仕上げへ。

社内の試食会議では、
お酒好きのスタッフは「もっと甘さもレモンも控えたほうがいいのでは?」
お酒の弱いスタッフは「甘くしてレモンを効かせたほうがいい」
と両極端の意見も。


嗜好品の難しいところだなと思いました。


色々悩んだ末、甘さとレモンの加減は『お酒が引き立つこと』を考え、今の味になりました。


お酒好きさんに人気です(笑)
お酒が苦手な方にも「食べやすい」と好評いただいてます♪


現在の製造時も確認のため味見はしますが、試作時の味見は、、、
お酒のみで、甘味を足してみて味見。またお酒のみで味見、材料加えて味見。と、


ベース(凍らせる前の液体)の段階でもちょっとずつ味見します。
お酒が引き立つように味の確認のため。そして凍ってからも味見。


味見、味見、とにかく味見しました。
味見なのに人生で一番アイスを食べました(笑)


純米吟醸アイスに酒粕アイスに大吟醸ソルベと、試作続きの当時は
「仕事以外でお酒見たくない、アイスも見たくないっ!」
と思ったくらいです。


試行錯誤して出来上がった商品。
皆さまに手にとっていただけたら、喜んでいただけたら嬉しいです♪